3/14のブログで書いた AMD プロセッサの脆弱性に関する CTS Labs のレポートですが、案の定あちこちからツッコミが入り、とても信頼に値するものではないと言えそうです。
およそ、業界で公に認識された脆弱性には CVE-ID という通し番号がつくのですが、上記の CTS Labs が主張する13もの脆弱性には、ひとつとして CVE-ID は発行されていません。Meltdown(CVE-2017-5754)やSpectre(CVE-2017-5753,CVE-2017-5715)にはあるのに。
このレポートの目的は結局、内容が正しいかどうかを議論したいのではなく、センセーショナルな情報を効果的なタイミングで流すことによる株価操作を狙ったものではないか、とする説が現在主流を占めているようです。株価操作目的でガセ情報を流すの、今回が初めてじゃないようですしね…。