さて、どうにか審査をくぐり抜けてクレジットカードを取得したいと思った時、実はその人のお金の使い方次第で、審査に通りやすいカードや通りにくいカードがあります。
これまでクレジットカード会社の審査の都合として、「このお客様は支払い能力があるか?」ということばかり見てきましたが、もうひとつ、「このお客様は、うちのカードを使ってくれるのか?」というポイントがあります。クレジットカードって、1枚保持しておくだけでコストがかかるので、会社からしてみたら、年間でざっくり5万円くらいはカードで支払ってもらわないと元が取れないのです。昨今では、年会費無料!をうたったお得なカードも多いため、とりあえずでクレジットカードをつくる人も多いですが、そんなカードばっかり持たれて1円も支払いに使ってくれないようじゃあ、カード会社は商売あがったりです。その為、審査に厳しいカード会社ほど、そのお客様の消費傾向を把握することに努めます。
わかりやすい例を話しましょう。よくデパートなんかと協業して発行されてるクレジットカードがあります。ああいうカードを持ってるのは、どんな人でしょうか。イメージされるのは、お金持ってそうなマダムが主ではないでしょうか。高卒就職したての18歳の兄ちゃんがデパートでカードで買物をしてるのは、なんだか似合いません。
デパートやスーパーなんかで勧誘してるカードは、ご想像どおり主婦層向けのカードです。別に、若い兄ちゃんや年配の紳士が申し込んだからって即却下されるわけではありませんが、この人は本当にうちのカードが必要なのかな?使ってくれるのかな?と少し懐疑的な目で見られます。世の中にはクレジットカードコレクターみたいな人がいて、何枚申し込んで何枚発行されるかチャレンジしてたりしますので、明らかにひやかしみたいな人は、たとえ支払い能力があったとしてもカードは発行されません。
私みたいな中年男性なら、ホームセンターとか自動車部品販売店とかガソリンスタンドなどで勧誘してるカードが比較的審査に通りやすいと思います。一般的に言って、世の中のお父さん世代の人がお金を落としやすいところだからです。
でもでも…審査に通りやすいカードと、欲しいカードは、違うんですよね…。