Ryzen 5 1600X、オーバークロック覚え書き

ここ10年ずっと Intel でお手軽オーバークロックで済ませてたので、倍率とコア電圧だけいじればよかった楽ちん環境から、複雑怪奇な Ryzen 環境に戸惑っているところです(^-^;)

Intel CPU だと、コア電圧を徐々に上げていくと徐々に不安定になっていったように思いますが、Ryzen の場合は、負荷をかけても安定してベンチマークが動く状態から、1段階電圧を落とすだけで Windows起動不能(どころか UEFI BIOS にも入れない)なんて天国から地獄にまっさかさまに落とされます。
CPUだけでなく、メモリーの OC も(Intelと異なり)性能に直結しますし、初めてのハイエンドマザーボードなので設定項目が多すぎてついていけてません(笑)

とりあえず、当面の間の安定セッティングを出してみたので、備忘録代わりに書き残しておきます。
しばらくこれで使ってみて、また欲が出てきたらいじろうと思います。

UEFI ver1.90

CPU Ratio:Auto -> 40
A-XMP:Auto -> Profile2(DDR4-2666)
CPU Loadline Calibration Control:Auto -> Mode 5
CPU Core Voltage:Auto -> 1.325 V
CPU NB/SoC Voltage:Auto -> 1.00 V
DRAM Voltage:Auto -> 1.25 V
AMD Cool’n’Quiet:Disabled -> Enabled

倍率と電圧をいじると CnQ が勝手に disabled になるのにはびっくりした。
そしてCore電圧を固定しないと、1.4V超えを平気で連発するのにもびびった。
なんならDRAMには1.36Vとかかかってるし(笑)

Ryzen 買いました。

年初からの Intel のぐだぐだっぷりにイライラしてきたので、精神衛生上のためにメインマシンを AMD Ryzen で組み替えることにしました。

CPU は Ryzen 5 1600X、マザーボードは MSI X370 XPOWER GAMING TITANIUM です。CPU は Zen+/Zen2 世代に現行の 1800X 相当のものを買うつもりなので、そこまでのつなぎでお手頃価格の Ryzen5 を選択。マザーボードは、次世代400シリーズチップセットが見えてきて価格のこなれてきた X370 ハイエンドマザーを選択。チップセット経由の PCI-E が Ver2.0 どまりだけど、ほとんど拡張カードを挿さない貧乏性の俺様には関係あるめーと割り切りました(笑)

さて、Athlon64x2 から Core 2 Duo に乗り換えて以来、実に10年ぶりの AMD プラットフォームですが、元気に動いてくれるかな?

MSのターン! 速攻魔法・脆弱性対策パッチの無効化アップデートを発動!

『この魔法カードの効果により、PC1体の CVE2017-5715 “ブランチ ターゲット インジェクション” を無効にするぜ!』

もはや後出し情報が多すぎて何が何やらになっている Intel CPU の脆弱性(Spectre/Meltdown)対策についてですが、Intel が提供している microcode に不具合があり、PCの予期せぬ再起動を起こしたりユーザーデータを破損する可能性があるということで、不具合のある microcode をもとにした UEFI BIOS アップデートを中止するように要請されています。各マザーボードベンダーは、一旦は microcode をアップデートした BIOS を提供したものの、今現在はダウンロードリストから取り下げています。

マイクロソフト、緊急アップデートを公開 インテルパッチ無効化
(jp.reuters.com)

しかし、世の中にはすでにその取り下げられた BIOS を適用してしまったオロカモノたちが大勢いるわけです。(含む、当方^-^;)
そんな方たちに向け、Microsoft では Windows の方で対策することにしました。Microsoft Update Catalog から KB4078130 をダウンロードして適用すると、上述の問題箇所を無効化することができます。ただし、脆弱性対策を無効化するので、当然脆弱性はそのまま残ります。

ちなみに、KB4078130 の内容は、レジストリ書き換え(クライアントPC向けサーバー向け)です。レジストリを書き換えて、元に戻すこともできます。

Spectre脆弱性を利用するにあたって、Meltdown脆弱性があるととても助かるらしい(=Meltdownがなければ、Spectreを利用する難易度があがる)ので、Intel から新たな microcode の提供があるまで一旦これで様子見しましょう。

※Meltdownについては、以前の記事に書いた Windows KB で対策済みです。

intel、今年の抱負

『intel、年内に Spectre/Meltdown に関するハードウェア修正を行う予定』
Intel processors will get hardware fix for Spectre and Meltdown this year(Guru 3D)

本当でしょうか? 今のグダり具合を見るに、とても信じられないのですが。
ハードウェアを修正したらパフォーマンス激減したりして…。

サブPCも安い Coffee Lake で更新しようと思ってたんだけど、迷うなー。
RyzenAPU でサブを更新するか、メインを高い Ryzen にして、今の Coffee をサブにお下がりするか…。
とりあえず、今年いっぱい推移を見守ります!

Intel CPU 脆弱性問題の続報

脆弱性対策パッチの導入中止を――「リブート問題」でIntelが呼び掛け(ITmedia)

1月初旬 Spectre/Meltdown 問題の公表から始まったドタバタが、また新たな局面を迎えています。当初は、Microsoft とマザーボードベンダーが提供する BIOS アップデートを適用するように、との Intel の見解でしたが、その後 Haswell/Broadwell では、システムが再起動を起こす確率が高くなる場合があるので、脆弱性対策パッチの適用はしないようにと前言を撤回。その後すぐに、Haswell/Broadwell だけでなく、Sandy-bridge, Ivy-bridge, Skylake, Kaby Lake といった他の世代の CPU でも同じ問題が起きることが判明。とうとう、最新世代の Coffee Lake でもやはり同じ問題が起きるので、原因が判明して新しい対策パッチができるまで、適用しないようにとの宣言がなされました。

そして、Haswell/Broadwell での再起動の原因がやっと突き止められたようです。しかし、その他の再起動の原因はまだ闇の中…本当に今、Intel CPU を買うのは時期が悪い。

eLTAX ばりおせえ

給与支払報告書(統括表、個人別明細書)と普通徴収申請書を提出しようと思って、eLTAX なるものに手を出してみましたよ。先年のうちに使えるようにはしておいたはずなんですが…いざ今日やろうと思ったら、ク○おせえ!

おっと、お下品だったので、方言で言い直しますね。ばりおせえ!

バージョンアップ処理中の間に、印刷した紙を久留米市役所市民税課に持っていって提出して、もう帰ってきたではないか。しかも、ブログ書いてる間にもまだバージョンアップ処理終わらんし…

ちなみに、似たようなシステムの e-TAX はここまで時間かかりませんでしたよ(*sigh*)

Spectre/Meltdown対策 ASRock BIOS 適用後

ASRock Z370 Extreme4 の Intel Microcode Update が来ていたので、適用してみました。適用結果は、Ashampoo Spectre Meltdown CPU Checkerというソフトで楽ちんに調べられます。

よし、これで脆弱性対策は大丈夫。対策適用前のベンチマーク結果と比べてどの程度数値が減少しているのか見てみることにします。

(画像はOSパッチ及びBIOSアップデート適用後のもの)

使用ソフト:PCMark 08

ワークロードの種類 パッチ前 OSパッチのみ有 OSパッチ+BIOS更新有
Home 5958 5813
(-2.5%)
5775(-0.7% /
total -3.1%)
Creative 8744 8509
(-2.7%)
Office 5748 5790
(+0.7%)

Creative と Office は、OSパッチ適用前の数値を取っていたなかったので、参考までに載せておきます。(BIOS更新後の結果からすると、Creative>home>office の順で性能低下が激しくなるようです。)

こうなると、OSパッチ前の Creative の結果を撮っていなかったことが悔やまれます。Home と Office に関しては、軽微と言い張れなくもない数値ですが…。

ASRock New BIOS 来た!

ASROCK 最新BIOS ダウンロード
www.asrock.com/support/index.jp.asp?cat=BIOS

やっとでたやっとでた、待ちに待ってたやっと出た。

「Update CPU Microcode to revision 80」と書いてあるのが、今回の脆弱性(Spectre/Meltdown)対策パッチが当たったもののようですね。今日は時間がないから、明日更新しょ。

脆弱性対策パッチによる性能への影響–古いWindowsでより顕著

ここ数日、Intel製CPUの脆弱性対策に関する情報を舐めるように見ています。私の使っているマザーボードの対策済みBIOSはまだ公開されていないので、指をくわえて見ているだけです。そんな中、Microsoft から、脆弱性対策のパッチを当てることによる性能への影響に関するコメントが出されました。

MS、CPUの脆弱性対策パッチによる性能への影響示す–古いWindowsでより顕著

上記の記事によると、Skyalake, Kaby Lake, Coffee Lake世代の CPU+Windows10 性能低下は比較的小さくて、Haswell 以前の古い CPU で、Windows7/8/8.1 を使用している場合はユーザーが気づくほどの大きな性能低下を起こす可能性がある、ということです。

今回の脆弱性に関して PCID (Process-Context Identifiers) という CPU の機能を利用して対策しているらしいので、これが有効になる条件として、OS が Windows10 であること・CPU が Skylake世代以降であること(Core i 6000番台以降)のようです。(あれ?5xxx番台の Broadwell はどこいった…?)

いつもの PC 業界の裏の側面(「とっとと新型に買い換えろよ!」)が透けて見えるので、100%信じることはできない声明ですが…新型に大枚はたいたユーザーにとっては一縷の望みとなるかもしれません。

そして、ASRock さんよ、Z370 Extreme4 の 対策済み BIOS はよ。